みなさんこんにちは。マリン教室スタッフの齋藤です。
総合学習室アビリティでは国語の学習の一環として、
ここ数年、毎年福島県歌人会という短歌の親睦団体が主催している
「福島県短歌祭」ジュニア部門
への応募を呼びかけています。
この4年間、応募を始めてから毎年入賞者を輩出している総合学習室アビリティ。
今年も、二人の塾生が入賞しました!
写真は先日10月15日(日)福島グリーンパレスにて授賞式。
今年のジュニア部門は小学生から高校生まで、
過去最多の1000人以上の応募!
その中からの入賞ですから、なかなか立派です。
朝がきておなかすいたと顔を出し えさまつ子がめぼくと目が合う
福島県歌人会賞(佳作) 石田小4年 大槻征也君
「おなかすいた」と顔を出したのは誰だろう?作者の征也くんかな?と思いながら読んでいくと、
征也くんが飼っている「子がめ」であることがわかります。
結句の「目が合う」が巧い!
おなかがすいているのは、きっと征也くんも子がめ君も同じなのですね。
さあ、朝ご飯。
美しい夜のタワーのかがやきをばあばとぼくは目にやきつけた
福島県歌人会賞(佳作) 福島第三小学校五5年 宮崎汰斗君
読んだ瞬間、読者の心の中にも「美しい夜のタワー」が高くそびえ立ちます。
言葉を忘れてタワーを見つめている汰斗くんとおばあちゃんの姿が目に浮かぶようです。
この「かがやき」はきっと、いつまでも二人の心の中に美しく残るでしょう。
こんな風に大切な思い出を言葉で残しておくことのできる短歌って、とても素敵です。
今年も素敵な歌が生まれました。
来年はアビリティの子どもたちがどんな歌を作ってきてくれるのか、
今からとても楽しみです。
おめでとう!!