塾長の佐藤です。
2020年以降の高大接続改革、学習指導要領改訂を受けて、
また教育のICT化により、
子ども達の学びが急激に変化している昨今、
アビリティでは、新たな取り組みや授業内容改訂を毎年加えていますが、
その一つとして、海外とオンラインでつないで「1 to 1」にて英語レッスンが受講できる
「オンライン英語学習 OLECO」をこの春から新規開校しております。
そして、私、4/2〜5にかけて、
そのOLECOの現地センター視察のため、セブ島まで出掛けて参りました。
セブ島は、日本では「リゾート地」というイメージですが、
実際行ってみると、まだまだ発展途上、その現実をまざまざと感じます。
「この人達は、どうやって生計を立てているのだろう?」と疑問と課題を感じてしまうほど、
街は雑多な感じです。
そして否が応でも感じてしまう、もの凄い貧富の差。日本との差。
どうみても主な産業があるようにも感じられず聞いてみると、
現在は、英語が話せる国民性により海外からのコールセンター業務が大きな産業の一つとなっているそうです。
OLECOのセンターがあるのも納得です。
端から見ても仕事があるだけ、まだありがたいと感じる職業事情ですから、
OLECOの先生方は、本当に一生懸命働いている様子が伝わってくるオフィスの雰囲気でした。
そして、これは現地に行ってしか感じられないことですが、
日本人現地スタッフもしっかり駐在しながら、一緒になって良いサービスを作り上げていこうという一体感とアットホームさが感じられ、
「これなら、安心。納得」でした。
セブの現地の人たちは、現地語(主にビサヤ語。フィリピンの言葉といえばタガログ語ですが、北部はタガログ語で、南部はビサヤ語だそう。)はもちろん、ほとんどの人がSecondランゲージとして英語を話します。フィリピンで英語を話せない=日本で例えて言えば「中卒」というくらいのレアさとなるくらい、英語は話せて当たり前です。
ちなみに、このセブ島のすぐ隣、空港のあるマクタン島が、かのマゼランが戦死した場所であると現地を訪れて初めて知りました。
日本に比べると教育レベルと社会環境の整備において雲泥の違いがあるフィリピン、アジアの人たちでさえ、英語を自在に操って力強く生きているのですから、
日本の英語教育を「使える英語教育へ」という根本からの見直し・改革は、至極当然の流れで、むしろ遅きに失しすぎている感さえあります。
この英語の流れは、もうさすがに逆戻りはしないはず。
アビリティからも、地方から英語を自在に操り世界と対話していける人材の育成を急がねばなりません。
しかし、もちろん、英語だけではありません。
まずは、母国語である日本語で、深く思考し、深く判断し、豊かに表現していけることも同時に、です。
その取り組みとチャレンジを、アビリティは進めて参ります。