こんにちは!
今年の夏期学習会では、国語力の基盤養成講座として、夏目漱石の「こころ」を読み、場面や一文一文を味わってもらいました。
明治時代(~大正)に書かれた文章でもあるため、中1・2生にとっては、少々負荷が高め。
負荷はかかりますが、あえてこういった「少し背伸びした読書経験」をすることで、現在の学年以上の語彙力や読み解く力が養われていくのです。
今回の国語では、様々な角度から自由な発想で文章や場面を捉えてもらい、それを言語化していきました。
最初は、「読みにくい!」といった声があがってはいましたが、徐々に夏目漱石の世界観に引き込まれていき、様々な角度からの解釈を楽しんでくれるようになりました!
意見交換の際もお互いに意見を出し合って、楽しく考えている様子が印象的でした!
今回扱った夏目漱石の「こころ」は、上・中・下の構成となっており、上には、下の部分で回収されていく伏線が多くちりばめられています。その伏線を回収することも授業内では楽しんでもらいました。
実際に伏線回収の授業会になると、「なるほど!」「だから、あの時こう言っていたのか!」「最初に思っていた時より、いい人かも」「前に考えていたのと同じだ!」などなど、声があがり、大盛り上がり!
こういった、自分の予想(解釈)との照らし合わせをしながら文章を読んでいくのも、文学作品の楽しみ方の1つですね。
子どもたちの解釈を聞いて「あ~なるほどな~」と私たちもたくさん学ばせてもらいました!
今回の経験が、さらなる良書との出会いのきっかけとなってもらえればと思います!!