暑かった夏休みも終わり、教室に子どもたちの元気な姿が戻ってきました。
さて、以前当ブログで、【思考探求ゼミ】のアンケート結果をご紹介しました。※結果のグラフはこちら
今回はこのアンケート結果を裏付ける、嬉しいエピソードをご報告します。
授業前、「先生!」と声をかけてきたのは6年生のHさん。手には原稿用紙。
「これ、夏休み中に書いたんです。読んでいただけませんか?」
内容の詳細はここでは省きますが、原稿用紙5枚に渡って書かれたその作文は、Hさんが「戦争と平和」について深く考えたもの。夏休み中に旅行先で見たこと、様々な人に実際に話を聞いたことをまとめ、それらに対して自分がどう考えたかが書かれている、とても素晴らしいものでした。
私たちが嬉しかったのは、Hさんが【思考探究ゼミ】で学習した文内容をしっかり自分のものとして文章に生かしてくれていたことです。
・文章を書くときの基本的なルール。
・段落の構成。
・自分の考えと事実をきちんと分けて書くこと。
これらをきちんと踏まえて文章を書くことで、今回のHさんの旅行先での体験は、より強く記憶に刻まれたことでしょう。そして、Hさんの「戦争と平和」についての考えが、より深まったはずです。そして、これからもずっと考え続けるはずです。
そんな作文が、読む人の心を打たないはずがありません。
私たちが【思考探究ゼミ】を通して目指していたのは、まさにこのHさんのような姿でした。
総合学習室アビリティでは、これからも子どもたちの書く力、考える力をどんどん鍛えていきます!
※「思考探究ゼミ」授業内の様子についてはこちら