書いて書いて、書きまくれ!!
ということで、
こんにちは!マリン教室国語科担当の齋藤です。
「思考探求ゼミ」第3回、
今回のテーマは「意見文の書き方のコツ」。
自分の意見を相手にわかりやすく伝えるのは、
とても難しいことです。
今回は、
「意見文」という文章を書く際の「型」--
「主張」-「理由・根拠」-「まとめ」
を確認してから、
「クラスのレクリエーションきかくとしてふさわしいと思うイベント」
についての意見文を書くことにチャレンジしました。
・新しいクラスになったばかりで、顔見知りがほとんどいない状態の四月に行うイベントとする。
・45分授業を二時間続けて使うものとする。
・全員が参加できるものにする。
・ほかのクラスや学年に迷惑がかからないきかくとする。
……などなど、子どもたちのクラスで実際に行ってもまったく問題なし!
という条件。
今回も、みんな真剣です。
4年生から6年生まで同じ課題に取り組みましたが、
今回、とりわけ私が感心したのは、
4年生のBくんの意見文でした。
ちょっとご紹介しましょう。
ぼくは、<ゲーム1~10と言って、10と言ったらおわり(註:というゲーム。カウントゲームですね)>がいいと思います。
分からない人に説明すると、まるくなって右回りにじゅんばんに1(ワン)~10(テン)と言っていき、(註:10に当たった人が抜けて)最後に残った人が勝ちです。
今回は、顔見知りがほとんどいないので、四つに分かれて、勝った人が自己紹介することにします。
これがいいと思った理由は、自己紹介をすることで名前をおたがい知ることができて、まるくなるときに、「がんばろう」とかを言うと、少しだけでも親しくなれると思うし、けがをしないで、すぐに出来るからです。
実際にBくんが書いた文章がこちらです。
見ていただきたいのは、
Bくんがこの時間のなかで一生懸命考えた様子です。
真剣にこの「レクリエーションきかく」を考え、クラスのお友だち全員の様子を想定し、普段行っているゲームをこの「きかく」にあわせてアレンジしています。そして、その理由や根拠を自分の言葉でしっかりと表現しています。
大人顔負けの思考力。
これからの時代を生きる子どもたちに必要なのは、
まさにこんな力なのではないか、と思うのです。
もちろん、Bくんだけではなく、他の子どもたちもそれぞれに素晴らしい「きかく」を発表してくれました。
Bくんたちのこれからが、ますます楽しみになった1時間でした。