スタッフの熊谷です。
高等部サファリでは、隔週土曜日に
「21世紀型キャリア教育プログラム」を実施しています。
21世紀の社会を主体的に幸せに生きていくために、
・社会では今どんなイノベーションが起きているのか
・どんなニューリーダーがいるのか
・自分は今何をすべきなのか
を考えます。
将来つきたい職業としてよく挙げられるのは、公務員・医師・教師などです。
それらの仕事はもちろん大切でやりがいも大きいと思います。
しかし、それ以外にも魅力的な職業はたくさんありますし、これから生まれる職業、あるいは生徒たちが自ら生み出す職業もあります。
様々な可能性を秘めた生徒たちにただひたすら学習をさせるのではなく、
将来に目を向け、自分の可能性をさらに拡げてもらいたいという想いで、総合学習室アビリティでは「21世紀型キャリア教育プログラム」を開講しています。
さて今回は「ロールモデル講座」を実施しました。
雑誌「Forbes」「Newspicksマガジン」などを使い、たくさんのニューリーダーの中から自分の趣味思考と合った人物を見つけ、自分の目標・理想像を探す講座です。
具体的な目標がいるからこそ自分の生活に変化が生じますし、見つからなかったとしても、様々なジャンルのニューリーダーに触れることによって、大きな刺激を得ることができます。
今回は「医療、アパレル、人工知能、軍事アナリスト、通信、健康保険、ネットショップ、デザイン、会計経理、音楽、スポーツ」などなど多岐に渡って、自身のロールモデルとなる人物を見つけていました。
スマートフォンも効果的なツールとして積極的に活用します。
後半は、「もし自分が21世紀の社会を変革に導くニューリーダーになるとしたら、どのような社会的課題を解決したいと思うか?それはなぜか?」をグループワークのテーマとして考えました。
今回生徒たちが挙げた社会問題は以下の3つです。
・日本がキャッシュレス化の普及において後進国となっていることについて
・人と人との繋がりが広く、浅くなっていることについて
・介護における様々な負担を軽減することについて
これらの課題を解決するために、どのような既成のルールをブレイク(破壊)し、どのようなイノベーションを創造するかをグループで考え、発表し合いました。
「ホワイトボードを使うように」という指示は一切していなかったのですが、全グループがホワイトボードを使って発表してくれました笑
こういったプレゼン能力も今後の社会ではかなり重要ですね。
「人を巻き込み、最先端のテクノロジーを活用し、新しいルールを創り出す」この一連の流れを、高校生の今だからこそよく考えてもらいたいと思います。
様々な分野に目を向け、可能性を考えることがこれからの社会では求められるのです。
今回参加してくれた生徒たちはほとんどが学校の定期テスト1週間前です。
それでもこうして将来に目を向けることに価値を感じ、参加してくれています。
テストの点数を5点、10点上げることも大切ですが、自分が生きるこれからの社会に目を向け、自分の行動に取り入れていくことが激動の時代を生きる高校生たちには必要であると考えます。
授業後、こんな感想を送ってくれた生徒もいます。
「4人、あるいは12人も集まると、これだけ多くの意見が出るなぁと、改めて実感しました。社会課題を見つけるのはもちろん、それを解決する方法を発見するのは難しいことですが、だからこそ昨日のように挑戦してみることも大事だと思います。また、せっかく考える機会があるので、チームアビリティ(?)として、なにか私たち自身で課題解決をできれば面白いと思います。(机上の空論ではなく)」
最高ですね!
今後ぜひプログラムに取り入れていきたいと思います。
次回からは「ビジネス講座」を予定しています!
どのような講座となったか、またブログでお知らせしますね。