アビリティの作山です。一昨日はアビリティから慶應義塾大学への合格者が生まれ教室中が喜びに包まれました。本日は渡邉さんの合格までを振り返って、今の大学入試とそして改革を迎える2020年の高大接続入試改革についてすこし考えてみたいと思います。
渡邉さんは、将来の夢である「PBL(ProjectBasedLearning)を基盤とした新しい教育」を福島から発信するため慶應大学で学びたいと考え受験しました。彼女は自分の経験や、将来へ向けての準備を進める中で、一般入試もAO入試も受験予定。そのなかでまず年内のAO入試を受験をして合格をしました。
慶應義塾大学総合政策学部は文理融合型の学部で「問題解決のプロフェッショナル」を育成するという理念を持った学部です。日本も、そして私たちの暮らす福島も、さまざな問題に直面しています。その中には原子力発電所の問題など未解決な問題もたくさん含まれます。将来のやりたいこと、大学で学びたいことを考えるとまさに渡邉さんにはピッタリ。「ここしかない!」という彼女の思いが伝わって合格につながったと思います。ではこの入試の特徴とは何でしょうか?
慶應義塾大学総合政策学部のAO入試はweb出願です(一般入試でもインターネット出願が主流になってきました)。2000字の志望理由書、自己アピールなどを作成し、資料などをアップロードして出願します。書類選考の一次試験に通過すると次は面接の二次試験。アビリティでは志望理由書を何度も何度も書き、面接練習を志望を深めながら何度も何度も行いました。推薦入試対策には自分と向き合う時間が必要です。高2から志望理由書の対策をはじめ、約1年かけて仕上げてきました。志望校を決めるには時間をかけてよく夢や目標について考えることが必要です。たくさんの時間を共有して準備に取り組めたことが合格のポイントでした。2020年の入試改革もこういった人物重視の評価が徐々に盛り込まれたものに変わっていくのではないかと私なりに考えています。
自分の将来についてよく考え、進路を決める。当たり前のことなのですが、受験、受験と急ぐばかりで、高校生が本当に必要なことに向き合う時間が近頃はとれていない気がします。私たちも生徒一人ひとりの将来に今まで以上に向き合っていく重要性を感じました。人生の大きな転機になる大学受験を、自己成長のよい機会にしていきたいものです。
アビリティでは、進路のことはもちろん推薦入試、AO入試などの対策を考えている方のご相談もお待ちしております。ご相談の方はsakuyama@ability-f.comまでどうぞ。