マネージャーの平井です。
今日は、土曜日の年長さんクラスのご紹介。
年少さんから始めて、2年半。基本グレード→初級グレード→中級グレードとカリキュラムを進めてきました。
そして、先週中級グレードを修了。今週からは「上級グレード」に入りました。
数年前から上級グレードはあったのですが、今までは、年少さんから始めて中級グレード(100までの数論理性、加減暗算)で修了していました。
この年長さんクラスは、途中にある復習単元2回分を1回の授業で進めることで、今回初めて幼児ピグマリオン学育の上級グレードに進みました。
取り組んでもらっているのは、500までの数論理性。
ドット棒を広げて、100が3枚で300、10が6本で60、1が4個で4、だから全部で364と、論理的に数を捉えます。目の前のドット棒によって、数を量としてとらえられますし(残念ながら筆算処理では数量感覚は育ちません)、自然と位取りが刺激されます。こうした数能力の獲得の仕方によって、ゆくゆくは筆算に頼らずに3ケタの加減を考えられるようになっていきますし、実はすでに掛け算的思考で数を捉えているのです。
単純に数論理性だけを進めているのではありません。ここに至るまで、パズルによる図形感覚、指先能力、積み木の方向知覚による空間把握能力等々、総合的に能力が育っています。その一部に数能力があるにすぎません。
特に空間把握能力は、とても重要です。空間把握能力が育っていないと、世の中を3次元で捉えることができませんから、文章情景を想像したり、他者の立場に立ってものごとを考えたりすることが出来ません。いわゆる「わがままな子・自分勝手な子」になってしまいます。
ピグマリオン学育は、「算数を出来る」ようにしているわけではなく、算数やパズル、折り紙遊び、童謡等々を材料にして、お子さまの総合的な能力を育てているのです。
また機会がありましたらご紹介したいと思います!!