塾長日記　from NY!

塾長ブログを読んでくださっている皆さん、
実は、私は、今、NYに滞在３日目、こちらからこのブログを書いています。
なぜに、塾屋さんにとって１年で最も忙しいこの３月に、
なぜに、しかもNY！？と思っていらっしゃる、塾長ブログ読者のあなた、
これには、話せばけっこう長い理由があるのです。

が、とにかく、我が愛する優秀なるスタッフのお陰をもちまして、
今回の一人旅を満喫しています。

今回の旅の最大の目的なるもの、

それは、来るグローバル社会、来る「２０２０年　高大接続改革」へ向けて、
アビリティの、「活きた英語を学ぶぞスイッチ」「異文化理解を進めるぞスイッチ」を、
塾長自らが押すため、です。

一人旅だからこそもあり、その成果は、充分にありました！
スイッチ、完全に押せました！

やはり、英語は「ツール」であること、実感。
受験やテストのためだけに学んでも、上の学校に進む手段にはなりますが、目的にはなり得ません。
生きる力や教養に結びつく英語であるべきです。

世界を理解し、世界とコミュニケイトし、世界を力強く渡り歩く、そのための道具としての英語です。

 

最終日の夜、ミュージカルを取るか、ドライエイジングのステーキを取るか、
で、ステーキを取ってしまいました。
今日は、ミッドタウンにあるステーキ屋へ。
広い店内、お客さんでビッシリ、賑わっていました。

隣り合った家族連れは、フランスからの家族旅行とのこと。

お母さんがにっこりと話しさせてくれました。

「どちらからですか？」
「日本からです。」
「私たちは、フランスからです。今度、ぜひ、フランスにも来て下さいね。」
「ケイ・ニシコリを応援しに、ローランギャロに行ってみたいと思ってるんです。
　ぜひ、訪れたいです。」

 

そんな食事も満喫しながら、Facebookをチェックしていると、
卒塾生でこの春、筑波大学看護学部を卒業して小児科の看護師になる聡子から、
コメントと、それはそれは晴れやかな着物姿で学位授与式に臨んだ写真がアップされていました。

 

「聡子、卒業と新しい門出に、心からおめでとう！着物の色も、なかなかない感じで、いいね！」

そして、そこには卒業式の写真としては珍しい、
お父さん・お母さん・お姉ちゃん・甥っ子姪っ子たちお姉ちゃん一家に囲まれた聡子の様子が。
鮮やかな色と柄の素敵な着物を着て…

「聡子、お父さんお母さん、お姉ちゃん一家揃っての卒業式、最高だね。いい絵だね。」

「 両親も40年に渡る子育てにやっと一区切りです。着物もすべて姉のものです本当に家族には頭があがりません?
塾長の息子さんや娘さんもきっと大きくなりましたよね（⌒▽⌒）
パパ業もふぁいとです～」

聡子は、果樹農家を営むご両親の５姉妹の末っ娘。
震災前は、お中元の季節になると、決まって桃を頼んでいました。
ご両親は、５人の姉妹を育てながら、鉄板で相手方に喜んでいただける素晴らしい桃や、りんごなども育てられています。

よく笑って、よく泣く娘です。
こんな良い子に、こんな勿体ないことを言ってもらえるなんて…

一人旅も今夜で終わりかと少しセンチになっているところに加えて、
今日も１日歩き回って、時差ぼけも未だに解消していないところに、
ビール、ワインがグッときいてしまっているもんだから、

そして末娘の卒業を晴れて迎えて、４０年の子育てが一段落されたご両親の思いに想像を巡らしたら、

もう、完全にやられました。
ひとりで、残りのステーキを食べながら、涙がポロポロ…。
幸い、テーブルは、キャンドルの明かりだけで暗くてウェイターも相変わらず忙しそうに動いているため、誰にも気付かれませんでしたが。

 

そんなNYのラストディナーでしたが、
会計を頼んだら、精算書がこんな感じで挟まれてきました。

シャレが効いてますね。

 

 

帰り道、6th avenueをホテルに向かって北上していると、金髪の、顔がちっちゃくて、それはそれは可愛いお人形さんのようなお嬢さん二人組に声をかけられました。

「Excuse me. Where is the 5th avenue?」

「5th avenue? Oh,near here.　Go straight one section.　There is the 5th avenue.」

「Thank you very much.」

「You are welcome.I’m glad to help you.Enjoy your trip.」

 

どうやら僕って、ニューヨーカーに見えちゃうようだ。

そんな、やだなあ。
単なる、東北人ですよ。

明日、東北・福島へ帰ります。