スタッフの鈴木です。
実感算数では九九の存在すら知らない状態で、これまでに獲得した「数の合成分解能力」を使ってかけ算を考えていきます。その過程で“同じものが○個”という「かけ算の本質」を理解するとともに、「多角的な思考力」「柔軟な発想力」を獲得してもらうのが狙いです。
夏休みスタートと同時にかけ算単元に入った1年生のK君。憧れのかけ算に進み、笑顔で小さくガッツポーズをしてたのが可愛かったなぁ〜。でも、実は1年生のこの時期にかけ算に入るのはマリン史上最速だったもので、(大丈夫かな・・・)という思いがほんの少しだけありました。
が、全くの杞憂でした!
毎回毎回、それはそれは楽しそうで、かけ算の計算がびっしり並んだプリントを見つけると、「やりたい!やりたい!やりた~い!」と手を伸ばしてくるほどでした(大袈裟ではなくホントです!)。そして、かけ算を始めて1か月半・・・先日の授業では、かけ算暗算の総まとめに取り組みました。
その日のおみやげに出したのが、こちらです。
小さくて読みづらいかと思いますが、右下の3×923という問題のところに3069-300=2769と書いてあります。
なんて頭が柔らかいんでしょう!!
???という方もいらっしゃるかもしれないので解説させていただくと、923を考えやすいように1000と23とすると1023×3=3069。でも、本当は1000じゃなくて900なので、増やした100を3個分取ったという訳です。
更に驚いたのがこちら。完全に私の想像を超える発想です!!
3段目の699×9を7000-700=6300 6300-9=6291。どう考えたか分かりますか?
「ゾクゾクしちゃいました〜!」と仰っていたお母様、思わず電卓で確かめたそうです(笑)
年少さんからアビリティに通ってくれているK君。
3歳になったばかりだったこともあり、はじめの頃は日によってノリノリだったりイヤイヤだったり。もしかしたらお母様もご心配されたことがあったかもしれませんが、どんな時もちょうどいい距離感で(これが難しいんですよね!)見守ってくださったおかげで、「自分の力で解決する」が当たり前になり、こ〜んなに成長してくれました!