マネージャーの平井です。
今日は、実感算数の授業での一コマ、週2回実感算数を受講している小1生の2名をご紹介します。
1人目は水かさ単元を進めている小1生。
あまりにも素晴らしい雰囲気で取り組んでいたので、思わず写真を撮ってしまいました。
ちなみに、実感算数の水かさは、みなさんご承知の通り、ホップ単元の山場です。2L6dl78ml+7L8dl59mlのような問題を、筆算に頼ることなく(そもそも筆算をよく知らないので)、大きな位から考えます。2Lと7Lで9Lだけど6dlと8dlで1L4dlだから、10L4dl。でも、78mlと59mlで1dl37mlもあるから、全部で10L5dl37mlだ、というように。
一見、面倒に思えますが、こうした「思考する過程」が論理的思考力を養うのです。小さな位に直して、筆算して、計算して、それを単位変換して・・・は、「正しい答えを出すためのテクニック」です。テクニックを否定するわけではありませんが、最初にテクニックを与えてしまうと、それに依存してしまい、「自分で思考する」経験が得られません。
次に紹介する1年生の女の子は、テクニックの代表である「掛け算九九」もままならない状態で、割り算を考えます。(もちろん九九は大事ですよ)
一応、掛け算九九は終えているのですが、まだ覚えきってはいないので、頼れるのは自分が持っている足し算、引き算です。
自分が持っている力を120%発揮して割り算を考えているのです。64÷8を考えたメモがこちら↓
メモの意味、お分かりになりますか?8が5個分で40、3個分で24、だから64は8が8個分、だから64÷8は8、と考えているのです。
その下は、63÷9を考えたメモですね。
小学1年生でも、掛け算九九を知らなくても、割り算が出来る!!
テクニックを知らない中、粘り強く1時間思考する小学1年生コンビの姿、感嘆と尊敬です!!