マネージャー平井です。
28日土曜日に21世紀型キャリア教育プログラム「ビジネス講座」の2回目を実施しました。
今回、高校生に取り組んでもらったテーマは、
「21世紀の社会を変革に導く高校生ニューリーダー集団『チームアビリティ』として、実際にどのような社会的課題を解決したいと思うか?」
①自分たちと共通する範囲(同じ地域、同じ年齢、同じ状況)の社会的課題をグループ内でたくさん挙げてもらい、
②上記の中からグループで解決すべき課題を1つに絞り込み、全体で発表し
③そのような社会的課題を解決するために、どのような既成のルールをブレイク(破壊)し、どのようなイノベーションを創造するか、グループ内で話し合おう。
④グループ内でまとめた内容を各グループ5分で全体に発表しよう。
⑤各グループの発表を聞いて、新しい気付きや学びがあったか?
という流れで取り組んでもらいました。
自分たちと共通する範囲(同じ地域、同じ年齢、同じ状況)の社会的課題は、高校生ならではの視点からの課題提起が相次ぎます。
そして、その後は各チームで一つの課題に絞って、ディスカッション
なかなかに熱のこもった話し合いが続きます。
そして、最後にはプレゼンを行ってもらいました。
ちなみに、子どもたちが30分ほどの時間で練り上げてもらったビジネスモデルはこんな感じです。
課題
履ける靴がない →足のサイズが中途半端で、レディースは入らないがメンズは大きすぎる
解決策
自分に合う靴を提案するサービスの開発(アプリ・Webサイト) →自社工場で合う靴をセミオーダーメイド生産するより、初期投資が少なくてすむ
・顧客
①自分に合う靴が見つかりにくい人 (足のサイズが中途半端でメンズもレディースも履けない、トランスジェンダー・女装家・男装家等で、合うサイズの靴が見つけにくい人等)
②徹底的にこだわって靴を選びたい人 (サイズ、デザイン、色、材質等)
・概要
検索で自分の欲しい靴の条件を入力して、色々なブランドの中から合うものをピックアップするサービス ・サイズ ・デザイン ・色 ・価格帯 ・キーワード ・ブランド ・材質 等々。複数選択も可能なほうがいいかもしれない。
・テクノロジー
zozosuitの靴下版を作って、足の正確なサイズを測って選べるようにする 靴のデザインを、スマホやタブレット上で全方向から見れるようにする
・収入源
①広告収入
②上記の方法で得られた足のサイズのデータを、その顧客が今まで購入した靴のデータと紐づけて、靴のメーカーに販売する
感想
問題は沢山挙げられても、それを実際に”ビジネス”にできるようにするのは難しいと感じた。解決したい課題があっても、需要があるのかとか、それはビジネスとして成り立つのか(対価を払ってもらえるのか)といった条件を考慮すると、できることは多くないと思った。
その後、一人の生徒のフィードバックから、なんと上記のビジネスプランをZOZOTOWN前社長前澤友作さんがやろうとしていたことが判明!!
僕はワークをやる時に下の2つの事を意識してビジネスプランを作りました。
1,熱狂的なファン作り →アドバイザーに成功報酬を与える事から熱狂的ななファンを作り、サービスをより普及させるため
2,ネットの文面的な体験からリアルな体験 →実体験として、文字情報より実際に体験した情報の方が自分の行動に影響するという事があったので、より成功体験を作りやすいようにするため
<感想> 今回Cグループの発表に似たような事をZOZOTOWN前社長前澤友作さんがやろうとしていました。(https://zozo.jp/sp/zozomat/)
それを30分で思いつく事が出来るのはすごいなぁと尊敬します。 あと、このようなビジネスプラン作りのトレーニングをしているのでビジネスアイデアコンテストにチームアビリティとして出場してみるのはどうでしょうか。日本国内ですらニューリーダーの卵が沢山いる事を実感したいです。
1の熱狂的なファンづくりは、CRMというマーケティング戦略そのもの。たった30分でここまで練り上げる高校生、う〜ん、素晴らしい!!
ジャンプとマガジンしか読んでいなかった過去の自分に引き合わせたいですね(恥)