アビリティならでは!特色ある国語の授業
塾長の佐藤です。本日は、今回の冬期学習会の取り組みをご紹介。
アビリティ中学部では、毎回の講習毎に、国語の時間枠を活用して、
講習ならではの特別プログラムを実施するようにしています。
例えば、直近の夏期学習会では、藤原和博先生の「10年後、君に仕事はあるのか?」をテキストに、
これから10年で激変する世界、仕事が消滅する社会について学び、
人生100年時代・テクノロジーの進化と超少子高齢社会・そしてますます進むグローバル社会を生きていくために、
どのようなことを考え、どのような力をつけていくべきなのかについて、学んでもらいました。
そして、夏期学習会後の9月には、その著者である藤原和博先生を実際に福島へ招いての「特別授業」を開催という企画でした。
そしてそして、今回の冬期学習会では、
最もアビリティらしいと言っても過言ではない内容を取り上げています。
学校では教えてくれない「心を鍛える言葉」
今回のテーマとそのテキストは、私の師匠・恩師である白石豊先生の「心を鍛える言葉」。
冒頭文の次の文章を紹介いたしますと、その趣旨が伝わることと思います。
「小学校、中学校、高校、大学といったいわゆる学校では、「心の鍛え方」なんていう科目はありません。その大切さはみんながわかっているのに、誰も教えてくれないのです。
こんなことを言うと、「心なんて目に見えないものを、どうやって鍛えるんだい。だいたい、そんなの生まれつきのもので、どうにもならないさ」という声が聞こえてきそうです。あるいは、「精神力?それは根性のことだろう。だったら、苦しいことに耐えて、頑張っていればそのうち強くなるさ」という声も聞こえてきそうです。
どちらも正しくありません。心の力は鍛えることができるのです。それがメンタルトレーニングです。
心の力は、遺伝ではありません。生まれてから現在に至るまで、何を経験し、どのように育ったかによるのです。ですから、体を鍛えるのと同じように、きちんとしたプログラムでトレーニングすれば、強くすることができるのです。もちろん、今からでも。」
国語であって、国語でない。でも国語の授業
しかも、この授業、国語であって、国語でない。でもあくまで国語の授業というのが特徴。
自分の能力の発揮の仕方「心を鍛える言葉」について学びながら、
・ 読む力
・ 理解しながら話しを聴く力
・ レポートを作成する力
・ 考えをまとめて表現する力
など、根本的な「国語力」を鍛えて伸ばそう、そんな狙いも併せ持った授業というわけです。
その第1回目、真剣に受けとめ参加してくれる中1・2生の姿が印象的でした。
今回のこの授業、担当者も、白石先生。
そう、アビリティOBであり、白石豊先生の息子である白石翔先生が、今回のこの授業の担当者なのです。
翔先生自身も中学、高校時代、僕と一緒にこういった内容を学び、実践した経験の持ち主。
その白石翔先生が、父である白石豊先生に監修して頂きながら今回の授業を組みたててくれています。
さて、その第1回目は、白石豊先生とメンタルトレーニングの出会いから紹介。
その中で、メンタルトレーニングの根本的に大切な考え方を、森信三先生の言葉をひいて伝えてくれました。
「人間は一生のうち、逢うべき人には必ず逢える。
しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。
しかし、内に求むる心なくんば、たとえその面前にありとも
遂に縁を生ずるに至らず」
だから、メンタルトレーニングの入口として、求める心が何より大切であるんだよと。
我々の予想以上の反応だったのは、受けてくれる生徒の皆の真剣な参加態度。
どの子も、レジュメ、ノートにビッシリとメモを取りながら話に聞き入る様子でした。
第2回目から、いよいよ書籍の中味に入っていきます。
生徒達が、この学びをどのように受けとめてくれるか、また楽しみです。