今年のGWが始まりました。
当塾が長年お世話になっている映像学習コンテンツを提供して下さっている提供元が、
毎年恒例でこの時期開催し今回で第15回目となる「映像学習研究会」参加のため、
私は、岡山に来ております。
今回は、「大学入試改革未定の中、何が『準備』となるのか」が主なテーマ。
勉強会メモより。
大学入試の問題の変質
教科の知識でなくて、その先にあるもっと大きな「知性」が学力として問われる。
知性とは、知識を道具に分析しながら総合的な判断力を持って、
答えの出ない問題に答えを出す力。
では、「知性」を育てる教育法とは?
現在の教育法の歴史以前の、上流階級のクラシカルな教育にこそ、ヒントがあるのではないか。
例えば…、
アレクサンドロス大王の家庭教師だったアリストテレスや、
女王の家庭教師だったデカルトは、
あらゆる事に精通しながら得意分野を通して全体的な思考力・判断力を教えていった。
それが、現代的に言えば、「教養」である。
また、それ以外に、特に印象に残り共感したのは、「段取り力」。
まわりの大人(塾も含めて)が、良かれと思ってお膳立てし、
子どもの「段取り」をしてあげればあげるほど、
社会に出たとき必須となる「段取り力」「セルフコントロール力」の育成が阻害され、
また、新しい学力観で要求される力に対応できなくなる、
ということでした。
そのため、アビリティではこの春から、
「自律的学習者を育てる」というテーマに向かって、中学部の学習内容・授業法・時間割の見直し・変更も行っております。
GW岡山出張であらためて、その志向を強める思いを持つことができました。