たびたびこのブログでも紹介しておりまして、
彼無しにはアビリティは語れない!?伝説の塾生・矢萩拓也君。
東京大学・大学院の新領域創成科学研究科 博士課程で学ぶ彼から、本日、電話がありました。
「博士論文審査を終えて無事に通りました。
これまでおさめてきた学問も、これでようやく一つの形となり大きな区切りの一つとなりましたので、そのご報告でした。」
アビリティの頃から、目標から逆算して物事に取り組むやり方とメンタルでやってきたので、
それも僕には大きかったです。」
なんていう、勿体ない言葉までつけてくれて…。
「そうか。おめでとう。
ま、矢萩君のことだからやってくれるとは思っていたけどね。
考えてみれば、学問の道に入ってもう10年近くか。
そんなおめでたい大きい報告をありがとう。
これからも、そう言ってもらえる子たちを育てていかなければだな。
福島に帰ってきたらお祝いするから連絡してな。」
そういって、電話を切った後、
「中学校の時から、小さな体で目の前のことに常に全力で取り組む矢萩君の姿は変わらずに、とうとう博士という夢の実現までたどり着いたんだなあ…。」
と、そう思って振り返ってみると、それはそれは感慨深いものと目頭にこみ上げる熱いものがありました。
彼の第一印象は、「何だって気持ちの良い挨拶をする小学生だなあ。」ということ、
そして、「はい!」と言って返事がいいこと、
それが、鮮明に初対面の記憶として僕の中に残っています。
返事が良いと言うことは、人間が素直ということです。
他人からのアドバイスを真っ直ぐに受けとめて何ごとにも取り組む人間性が、挨拶と返事に現れています。
そんなことも、あらためて彼から教えられることであります。
2016年4月16~17日に開催された日本貝類学会平成28年度大会において、学生最優秀発表賞を受賞して表彰を受けた矢萩君。
彼が帰省したら、
アビリティ卒の「博士」から後輩君達へのメッセージを込めて、記念講演でも依頼しましょうしようかね。