ブログ、日々更新中 カテゴリー:実感算数

新実感算数プラス学材「単位量と速さ」を通して、改めて実感算数の醍醐味を実感!

マネージャーの平井です。

新実感算数カリキュラムになって、新しくプラス学材がカリキュラムに入ってきました。

その中にある「単位量と速さ」

速さといえば、「道のり=速さ×時間」「時間=道のり÷速さ」「速さ=道のり÷時間」の公式を一生懸命覚えた記憶が私にはあります。(しかも意味など全く考えずに、とにかく覚えるという状態でした・・・)

ところが、実感算数で学んでいる子たちは、そんな「公式を必死で覚える」ようなことは全く必要ありません。

カリキュラムに則り、進めていくと「自ら考える姿勢」が育っていますので、ごくごく当たり前のように速さを求め、時間を求め、道のりを導き出します。

先日の小3生との実感算数でも、「平均の速さ」「旅人算」を進めていると、何も苦にすることなくスラスラと解き進めてしまいました。

 

ここれまでの教育はまずは「公式をしっかり覚えましょう」ですが、実感算数の醍醐味はその公式を「自ら獲得するところ」。

そういえば、過去この単元でつまずく子は一人もいませんでしたし、実感算数上がりの小4~6年生に速さ単元で「公式を覚え込ませる」必要はありませんでした。

小学低学年時に自ら考える姿勢、論理的思考力が育てば、後々が全く違ってくることを実感しています。

 

 

実感算数で学ぶ≪かさの学習≫

こんにちは、今日は、1年生から3年生対象の実感算数の授業の様子についてお話します。

今日は、小学2年生の男の子が、水かさの単元に入りました。

≪水かさ≫は、高学年になっても、一生懸命暗記した内容(1L=100mL?1000mL?)を思い出そうとしている子が多くみられる苦手意識が強い子が多い単元ですね。

 

でも

実感算数で≪水かさ≫を学習した子は、みんな水かさが大好きなんです。

その理由がこちら↓

 

10mLを喉で味わいます。10mLは一口でなくなってしまうので物足りないですね。

次にこの10mLの計量カップ10個分で1dLになるということを実際に水を移し替えながら見ていきます。

1dLを作った後は、また1dL分のジュースを飲んでもらいました。

H君は、「ゴクゴクゴクって、ちょうど10回で飲めたよ!」

と嬉しそうに教えてくれました。もうこれで彼の中で10mLが10個分=100mL=1dLの認識が経験から身につきましたね。

これを1Lまで繰り返すと、

「えぇ~!!!次これ飲むの?」と1Lの計量カップに注がれた水を見て驚いていました。

1Lはたくさんすぎて飲めそうもない量だということもしっかり認識できました。

 

たっぷり喉と目で水かさの量認識ができるようになったあとは、様々な問題に触れて理解を深めます。

今日初めて水かさのmLやdLの単位を学んだ2年生の子が、1時間の学習が終わるころには、計量カップを片手にこれだけの問題を楽しそうに解いてくれました。

 

 

授業の最後には、「はぁ~楽しかった~」ととても充実し満足そうな笑顔を見せてくれました。

2年生のお子様は、これから秋にかけ、水かさやかけ算の学習にどんどん進んでまいります。

重要な単元が多い学年ですが、実感算数で楽しく新しい発見をしてくれることを楽しみにしています

 

 

6/4(日)、今年1回目の「全国統一小学生テスト」開催します。

全国統一小学生テストとは

小学生が全国のライバルとの競争の中で自分自身と向き合い、 努力をする原点として、
多くのご父母、お子様から賛同を得ている民間による日本最大の小学生テストです。
前回は、全国141,383人の小学生が挑戦しました。

アビリティは、第1回から公認会場として参加しています。

その全国統一小学生テストへは、
普段取り組んでいる小学部のプログラムのアウトプットの場として、

また、テストという場面に向かって少し緊張感も持ちながら目一杯頭を使う年に2回の機会として、

という趣旨にて第1回目からアビリティは公認会場として参加しています。

県内の成績で見れば、
福島県では、
各学年の総合1位は、ほとんどがアビリティ生!

宮城県でも、
算数県内1位、県内一ケタ、全国1位(満点!)
国語県内一ケタ
総合県内一ケタ
といった具合に対応できる子たちが、
回を重ねる毎に続々生まれています。

仙台でも、アビリティの取り組みが成果となって表れてきています。

そして、各学年全国上位50名が招待されて開催される「全国決勝大会」への進出者が、
アビリティから6回連続で生まれてくれています。

これは、全国のバリバリ中学受験組を相手に、
東北からは異色の存在と勝手に自負しております!

しかしながら、成績と結果がすべての学年ではありません。
あくまで、テストという機会を刺激として一人一人伸びてもらうことが目的です。

そういった意味でのチャレンジを、今回もお待ちしております。

 

 

教わるのではなく、学ぶということ

こんにちは。教室長の佐田です。

今日は、幼児~実感算数と3年目に入る小学2年生の男の子との授業です。

わり算の学習をこの2か月進めてきましたが、今日は最後のまとめの文章題に取り組みました。

 

写真 2016-02-24 14 58 13

(2)の問題

「長さ30mのテープを16cmずつに切り分けます。このとき、テープは何本できて、何cmあまりますか。」

写真 2016-02-24 15 01 33

 

この問題は、

“30÷16=1・・・14”

と言うように単位を見ずに答えてしまう間違いがよく見られますね。

今日の私も、「単位をよく見てみようね」の一言を、心の中に用意していました。

がっ!

H君は、この問題を読み終わった後、一度30mと式を書こうとしたところで手を止め、

「1mだと100cmだから、6本作れるのか~」

と一言ポツリとつぶやきました。

写真 2016-02-24 15 01 24

このメモ、わかりますか?

まず、30mと16cmの大きさの違いに気が付いたH君は、自分で考え易い様に1mごとにしてみようと思いついたそうです。

1m=100cmだから、100cm÷16cm=6本・・・4cm

これが30個分なので

6本×30=180本

ここであまり4cmの存在に気が付きます。

4cm・・・・・これも30個ある!と気が付くと

4cm×30個=120cm

120cm÷16cm=7本・・・8cm

 

よって答えは、187本になり、あまりは8cm

ここまでこの1問に10分かかりました。

最初の時点で私があの一言を彼に伝えてしまっていたら、3分で終わったかもしれません。

しかしこの10分間で彼は、数量、わり算の答えの意味、あまりの数が表すものについて、今まで学習してきたことを基に自ら考え導き出してくれました。

彼の自信にも繋がったようです。

少し難しそうな問題に出会ったとき、今までの経験や積み重ねてきた学力を使い、一つ一つ解決していく。この今までの経験を次のステップに自分から発展させることができるようになってくると、また一段と学習への意欲が高まりますね。

次の単元の学習でも、どんな成長を見せてくれるのか、楽しみです。

分数の割り算は、なぜ逆数にしてかけるのでしょう?図を描いて手と頭を使って考える実感算数だと理解も早い!

こんにちは

スタッフの永浦です

 

分数の割り算は、なぜ逆数にしてかけるのでしょう?

お子さんに聞かれて困ったことはありませんか?

 

実感算数では、紙テープを切ったり、図に描いたりしながら意味を理解していきます。

2÷3/7=14/3=2/3を例にとって考えてみましょう。

まず、意味を考えると、「2を『7分の3』ずつに分けること」ですよね。

2本の紙テープをそれぞれ7等分して『7分の1』を作ります。

すると、『7分の1』が1本につき7個、合計、2×7個できますね(分母の数をかけています。)

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『7分の3』ずつに分けるから、『7分の1』を3個ずつに分けていきます。(分子の数で割っています。)

分数1(分母をかけて分子で割る=逆数をかける ですよね

すると、『7分の3』が個と余り(『7分の2』)ができます。

余りの『7分の2』は『7分の3』の3分の2にあたります。

 

こんな説明をしてから、小学3年生の女の子に自分でも図に描きながら解いてもらいました。

乙羽ノート

実際に自分で描くことにより、なんとなくの理解からしっかりした理解に変わっていきます。

一問、一問ていねいに、なぜ逆数をかければ良いのか図を使って説明してくれました

 

 

 

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