『直感は育むもの』
こんにちは。
今朝は起きたらすっかり雪景色でびっくりしましたね。
先日、BLUE BACKSの「量子とはなんだろう」松浦壮著という本を読んでいたら、『直感は育むもの』という記載がありました。
例えば、32+43=30という式を見た時、計算するまでもなくおかしいとと思うのが直感ですが、足し算を習いたてのお子さんには難しいですよね。
直感が働くということは腑に落ちるまで正しい計算を繰り返した証で、この「腑に落ちる」という瞬間が大切だというようなことが書いてありました。
この「腑に落ちる」ために「繰り返す」ということは大人が思っている以上に子ども達には重要です。
実感算数ではヌマーカステンやドット棒を使って実感を伴った数量感覚を養っていきますが、その際にもヌマーカステンやドット棒にたくさん触れば触ったほどしっかりとした数量感覚に繋がっていきます。
幼児さんでは遊び感覚も大切なので、数の分解を繰り返し試してもらうために、ババ抜きの要領で、2枚で7が作れるものをペアにして捨てるといった7作りゲームのような遊びをしたりもしています。
7が3と4に分かれることが条件反射のようにパッとでてくれば、7+7の繰り上がりも13-7の繰り下がりも難なくできるようになりますよね。
先日の理科の授業では、マグマの粘性の違いにより火山の形状や噴火の激しさが変わってくるという話をしていました。ホットケーキを例えに出したところ、ホットケーキを焼くところを何回も見たことがあるお子さんは腑に落ちやすく、焼いているところは見たことが無いというお子さんは今一つピンときていない様子も見られました。
このように、料理や洗濯など家のお手伝いの場には理科での学習の「腑に落ちる」基がたくさん転がっています。
お手伝いをしてもらえば、理科の学習の基になるだけでなく、段取り力もつき親も助かるという良いことだらけですよね。ぜひこの冬休みに料理やお洗濯にチャレンジしてもらいましょう