ブログ、日々更新中 カテゴリー:北仙台教室

ワーキングメモリと実感算数

こんにちは。スタッフの永浦です

突然ですが、ワーキングメモリって何かご存知ですか?

ワーキングメモリとは、さまざまな課題の遂行中に一時的に必要となる記憶、もしくは、その記憶などの情報等を処理する能力だそうです。(*)

また、ワーキングメモリは学習のみならず、日常生活や仕事を行う上でも重要な能力といえます。

実感算数は算数をツールとして思考力を鍛えるものですが、ワーキングメモリも鍛えられていそうです。

実感算数での足し算では、いろいろな考え方がありますが、

例えば、387+546=なら、387はあと13で400だから546から13をもらって400にする。

546は13あげたので533になる。

最後にまとめて400+533で933。のように考えていきます。

このような何ステップもある過程を全て頭の中だけで操作することにより、ワーキングメモリが鍛えられるのではないでしょうか。

また、数論理は理解しているが、いくつかのステップを踏むうちに、どこを考えているのか分からなくなってしまうようなお子さんに対しては、暗算をひたすらトレーニングするのではなく、思考力教材を用いた別のアプローチをしていきます。

例えば、3次元空間把握能力を育てる『積み木の方向知覚』ができるようになると、暗算もスムーズに行えるようになるというケースも多く見られます。

このような事例は、『積み木の方向知覚』によりワーキングメモリが鍛えられたということではないでしょうか。

    

(*)ワーキングメモリと教育 湯澤正道・湯澤美紀 編著  北大路書房

新年度スタート!!

こんにちは!

マナビのマキバ 教室長の高島です

いよいよ新年度が始まりましたね。

ご進級、ご進学おめでとうございます。

 

さてマナビのマキバ教室では、「幼児学育講座」「実感算数講座」「実感国語講座」「少人数クラス制講座」「受験対策講座」「特設講座中学部」「速読講座」「オンライン英語講座OLECO」と学年に応じた様々な講座が新年度を迎えました。

その中でも今日は小学1年生からの「実感算数講座」についてのお話です。

 

昨年度まで年長さんだった子は幼児学育講座でお母さんと一緒に学んできましたが、今度は実感算数講座へと移り変わったため、1人で学習しています。

最初は緊張している様子もうかがえましたが、徐々に慣れてきて、顔つきが和らいできました。

 

 

昨年度まで1年生だった子も後輩が入ってきて、その後輩に鞄の置き方や点描写の在りかなどいろいろと教えてくれています。

もう立派なお兄さん、お姉さんですね

この子は天地パズルに挑戦

 

 

全体を見渡して、視野を広げています。

図形感覚が身につき、指先がとても器用になります。

完成したときの顔がとてもきらびやかでした

 

この子は方向知覚に挑戦しています

 

 

積み木が組み立てられた立体を見て、真上から見た図、真正面から見た図、横から見た図を考えています。

空間把握能力や想像力がぐんぐん育まれます。

 

この子は2桁のたし算・ひき算に挑戦

 

数を数字として計算するだけでなく、数量として捉えています。

考え方や解き方を上手に説明できていましたね

 

マナビのマキバの実感算数講座では、知識を詰め込むのではなく、自ら考え学び取る力を育てます。

詰め込れた知識からは、子どもたちの能力は育ちません。

将来役立つ能力とは、子どもが自ら獲得したものだけなのです。
子どもが自ら学び、感じ、思考する過程で想像力を働かせ、能力を全開させることで、高い創造力が育つのです。

そこでマナビのマキバ教室では、実感算数を通して

①「教えずに子どもに学ばせることで思考力」

②「思考した過程を大切にすることで判断力」

③「どうしてそうなったのかを聞いてあげることで表現力」

を獲得してもらい、専門の講師が子どもたち一人一人の頭で考えていることを大切にし、一人一人と向き合って学習を進めています。

 

 

マキバの春。サヨナラと初めまして。

「令和」はますます女性が輝く時代?!

こんにちは。スタッフの鈴鴨です。

3月末をもって井上雄一朗先生が福島へ転勤。マキバの生徒さんたちとすっかり仲良くなって、楽しく授業をしているところだったのに残念。。。しょんぼりしていたところでしたが、4月から新しい先生が着任することになりました!

平澤直美先生(写真:中央)。幼児童教育に造詣の深い、キャリア豊富な先生です。これからマキバの新スタッフとしてよろしくお願いいたします。

これでマキバの講師陣は、育休中の七海先生も加えると女性が4名!

これからの時代は女性が大活躍すること必至!!永浦(写真:右)、鈴鴨(写真:左)もパワー全開で頑張ります。あ、男性講師陣の高島・熊谷への応援もよろしくお願いしますね。

中学生春期特別授業「夢を叶えるコツ」

こんにちは!スタッフの熊谷です。

すっかり暖かくなってきましたね色々なところから春を感じる香りがして、気持ちが明るくなりますね。

個人的には今日開幕するプロ野球も楽しみの一つです

 

さて、マナビのマキバではスプリングセッションの期間中です。

毎日朝から、子どもたちが元気に教室に来てくれています

 

 

 

 

 

 

そして中学生には、マキバ初の試みに取り組んでもらっています。

それが、春期特別講座「夢を叶えるコツ」です。

これは塾長佐藤の師である、福島大学教授 白石豊先生の著作「夢を叶えるコツ」を用いて、今後の人生において重要な「目標設定」の仕方と「メンタルマネジメント」を学んでもらう講座です。

 

 

 

 

 

 

 

勉強や運動だけでなく、生きていくうえで「自信をもつこと」「メンタルコントロールをすること」は非常に重要ですが、その方法については知らないことばかりです。

この講座を通して、目標達成までのプロセスと、目標達成に必要なメンタリティをも学びます。

 

白石先生は、「成績の大きさ=自信の大きさ=セルフイメージの大きさ」と定義されています。

「セルフイメージ」とは、「これこそが自分らしい」という考え方のこと。

「自分は最後まで諦めることなく努力できる人間だ」「優勝している姿こそが自分らしい」などのポジティブなセルフイメージは自信を大きくし、それが成績の大きさにも反映されます。

ただし、子どもたちのセルフイメージは周りの大人の何気ない一言で簡単に縮んでしまいます。

「国語苦手だね〜」「あなたはホント片付けできなんだから」

このような声がけから、「どうせ国語できないしな」「私は片付けられない人なんだから仕方ない」と、リミッティングビリーフ(自分の可能性を制限している誤った思い込み)が生じます。

そこからセルフイメージは収縮し、簡単に自分の限界を決め、より高い目標を掲げることをしなくなってしまうのです。

大人の声がけ一つで子どもたちの可能性を潰してしまう…怖いですね。。。

 

今回はセルフイメージの拡大を図るために「過去のタイムライン」に取り組んでもらいました。

これまでの自分を1年ごとに振り返り、その年にできるようになったこと、嬉しかったこと、楽しかったことを書き出します。

ポジティブなことのみ書き出しているため「あ、自分ってこんなこともできてたな」「意外と頑張ってきてるじゃん」と、温かく嬉しい気持ちになっていきます。

小1から中1までを30分くらい使って振り返りましたが、A4用紙いっぱいに書き込んでくれていました。

 

 

 

 

 

 

この取り組みを通して、セルフイメージが大きく膨みました

その状態であれば、目標設定をしても前向きなものになりますし、「自分ならできる」という自信にもつながります。

「自信の大きさ=セルフイメージの大きさ」という部分が表れますよね。

次回以降の授業の中で、適切な目標設定と、目標達成のために行う自己指示の確認書「アファメーション」に取り組んでいきます!!

その様子はまたご報告します。お楽しみに

数は塊で捉える!(10進法の基礎)

こんにちは。スタッフの永浦です

3月も後半に入り、暖かい日が増えてきましたね

 

さて、今日は実感算数での数の学び方についてお話したいと思います。

実感算数では『20までの数の計算』を大切にしています。

なぜなら、『20までの数』には≪10進法の基礎≫が詰まっているからです。

 

10進法とは言わずと知れた、10ごとに繰り上がる数の記述方です。

10ごとに繰り上がるとは、10を一塊として捉えるということになります。

ですから、足し算なら「いかに10の塊を作るか」を意識することが、引き算なら「10の塊を生かして考える」ことが大切になってきます。

 

例えば、足し算の8+4=なら、8はあといくつで10になるか(10の補数)を考えて、4から2をもらって10にする。

ひき算の14-9=なら、まず4を引いて残りの5を10から引く(減減法)または、10から9を引いて残った1を4に足す(減加法)のように考えていきます。

 

このように20までの数を10を一塊で捉える方法で加減算ができれば、100以上の数も、100は10という塊が10個、1000は100という塊が10個のように全て10個の塊で捉えることができます。

さらに、10を塊で捉えることができるようになった子ども達は、100を一塊で捉えて、345-288=のような問題も、300から288を引いて、残った12を45に足すという減加法の考え方もできるので、筆算をしなくても暗算で楽々と答えてくれるのです。

 

また、実感算数では、数を塊で捉えるための教具としてヌマーカステンやドット棒をご用意しております。これらを使えば10の補数も100の補数も一目瞭然です。

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