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掛け算九九をほとんど知らない1年生が、本質を理解した上で方程式を解いてしまうピグマリオン・実感算数の凄さ

こんにちは。マネージャーの平井です。今日は、スゴイ考えを見せてくれる1年生のお話です

年中から通ってくれていて、ピグマリオン3年目。
1年生の実感算数に進んでからは、週2回通塾してくれています。
幼児から始めて、さらに週2回ペースで授業が進み、今はステップの9です。

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この問題を小1生が考えているんです

しかも自分一人の力で
下のメモの意味が分かりますか?

78が5個分で390

390が3個で1170(つまりこの段階で78が15個分ということになります)

でも1170では、78が1個分多いから、

78を1個分引いて1092、つまり78が14個で1092になる。

という意味です。

もう一度言います、これを考えているのは小学1年生です。

掛け算九九もほとんど知らない子が、自分のもっている足し算や掛け算(能力)をフル動員させて問題を解決しているんです。
自分の力を120%発揮させる=自分で自分の力を高めていますから、当然やっている本人も楽しくて仕方ありません

一見すると1092÷78をさせれば良さそうに見えますよね。
それは伝えます。
でも伝えるのは、本人が考えたあとです。
先に教えてしまっては、本人の考える機会を奪ってしまいます。

この「考える機会」こそが幼児期には大切で、その機会が子どもの思考力や能力を高めていくのです。

実感算数は「算数を出来るようにする」のではなく、「算数を材料にしてお子様の思考力や能力を高めていく」のです。その副産物として教科として算数が出来るようになっていくだけです。

今日の授業でも秀逸な考えを見せてくれました。
メモの意味、分かりますか???
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カード遊びを通して季節感を育てる、実感国語

こんにちは

スタッフの小林です。

1月21日(木)は「大寒」、一年で最も寒い時ですね~

こんな日は、あったかいシチューやお鍋が食べたくなります。

 

さて、2年生の実感国語では、冬休みからの3回の授業の中で「季節感」学習に取り組みました。

 

まず初めに、季節が感じられることばをカードに書いて「季節カード」を作り、それを使って同じ季節のカードをそろえていくカード遊びをしました。

 

「七五三っていつだっけ

「いちごは春だよね

「大根がおいしいのは

「シクラメンっていつの花

など、やり取りを楽しみながら、自然と年中行事や旬の果物・野菜、季節の動植物などが頭に入っていきます。

 

最終回では、年中行事や誕生日を書き込んだ「季節カレンダー」を作り、「私の好きな季節」という題で作文を書いてもらいました。

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季節感」は、「感性」の一つです。

 

意識して生活をしないと「季節」を感じることが難しいからこそ、年中行事や食事など身近なところから、親子でその時々の季節に触れてみてはいかがでしょうか。

実感算数の分数学習は、折り紙やテープを用いて分数の意味をたっぷりと実感していきます。

こんにちは。

スタッフの永浦です

今日は久しぶりの大雪ですね

 

さて、今日は分数の学習についてのお話です。

実感算数では、実際に折り紙や紙テープを折ったり切ったりしながら、たっぷり分数の意味を実感していきます。

まずは導入として、折り紙を2回折って、4分の1を作ってから、「もう一回折ると何分の1ができる。」と聞いてみたり、円形折り紙の中心の角度を測って、3分の1を作ってみたり、1Lの5分の1を考えてみたり。いろいろなもので分数を考えていきます。

また、同じ大きさになる分数については、『5分の2』が『10分の4』と同じであることを言葉で説明するのは難しいけれど、紙テープで『5分の2』を作ってから、さらに半分に折ると、『10分の4』ができる。と自分で作ると納得してくれます。

たっぷり手と目を使いながら、分数とは「1」を分母の数だけ分けたものが、分子の数だけ集まったものであることを理解していきます。

実感算数で分数を教えていて良いところは、分からなくなっても、自分でどんどん分数を作ってもらうと、こちらがあれこれ説明しなくても、自然と理解してくれるところですね

 

分数の割り算については、また来週ご紹介したいと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピグマリオン講座3年目、年長クラスは3桁の数認識について学習しています。

こんにちは。
マキバ教室長の佐田です

仙台も、少しですが雪が積もり、ようやく冬らしくなってきましたね。

さて、昨日はそんな寒い天気の中、朝から夕方まで幼児クラス・実感算数の授業でした。
その中でも年少さんから始めて3年目の男の子3人組のクラスの授業、指先能力・空間把握能力・図形能力など、3年間かけてとても高い能力を獲得しています。

昨日のブログでも紹介した空間把握能力を問う、立方体の展開図の問題もこの通り。

image3人とも、いとも簡単に解いてしまいます。

もちろん数論理能力も1〜5の数の学習から始まり、今では3桁のたし算・ひき算を考えるまでに成長!

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最後の問題(100が 3枚と 10が 23本と 1が 276個)は、
「まず100がいくつあるのか考え、次に30と70でまた一つ100が増える、最後に6があるでしょ?かんた〜ん!」
だそうです

解き方も考え方も、授業の中で教えていないのですが、今までの学習の積み重ねを応用して自ら解決する力がついているのが伺え、私も感動してしまいました。

暗記し、教えてもらい、低い能力を使っての学習ではなく、
自ら学び、考え、創造力を育てるピグマリオン教育の奥深さを、これからも少しずつこのブログでご紹介していきますね。

来週は寒い日が続くようです
みんな風邪など引かず、元気に教室に来てくれるのを待ってまーす。

実感算数教材、「積み木の方向知覚」の大切さ。空間把握能力、想像力が鍛えられます。

こんにちは

マネージャーの平井です。
今日は、実感算数の教材「積み木の方向知覚」について、少しお話を。

これは、「空間把握能力」を育てる学材です。

空間把握能力は非常に大切な能力の一つです。
(「想像力」とも置き換え出来ます

 

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問題に描かれているのは2次元ですが、

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このように頭の中で3次元にイメージして処理する必要があります。

特に上から見た図は、俯瞰するイメージですね。

前後左右上下からの見え方を想像する力に繋がるのです。

  < 上 >       < 前 >       < 左 >

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こうした能力が、数を量として捉える、文章の情景をイメージするということに繋がります。

ひいては、他者の立場に立ったものごとの思考という社会性まで通じる大切なものなのです。

 

「国語力がないのか、うちの子、文章題が苦手なんです」という言葉を聞くことがあります。
従来の教育では、「本をたくさん読ませましょう」「たくさんの問題に触れさせましょう」という解決法を取るのが一般的です。

ですが文章題が苦手な子は、「文章題を処理する能力が育っていない」だけなんです。

描かれている情景をイメージする力が育っていないのです。
その証拠に、文章題が苦手(と言われる)子に「積み木の方向知覚」をやらせると、ほとんどの子が出来ません。しかし、徐々に積み木の方向知覚が出来てくると、不思議と文章題も出来るようになっていくのです

積み木の方向知覚によって、空間把握能力・想像力が育っていくのです。

その他、「立体認知」や「折り紙展開」なども同様の能力を育てます。

実感算数の家庭用教材にも折に触れて出てきます。
初めのうちは出来なくても、徐々に出来るようになっていきます。想像力が育ってきているんだなあという目で見てあげて下さい。

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