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実感算数とワーキングメモリ

こんにちはスタッフの永浦です

4月にご紹介したワーキングメモリの話題、第2弾です。

ワーキングメモリは、作業記憶ともいわれ、一連の作業を行う上で必要な短期記憶とそれを制御する実行機能からなるものですが、一口に短期記憶と言っても、視覚的なものと言語的なものに分けられるそうです。

ピグマリオン・実感算数では、この短期記憶に関わる教材も授業や家庭用教材として使用しております。

今日は、そのうちの一つ、授業では扱わないけれど家庭用教材として楽しく遊びながら視覚的短期記憶を鍛えられる『お魚カード』をご紹介します。

写真のように外枠の色と中の色付きの丸の配置を覚えて神経衰弱のように遊ぶのですが、トランプの神経衰弱のように数字を言いながら覚える(言語的短期記憶)わけにはいかないので、視覚的に覚えていくことになります。

実際やってみると、普通の神経衰弱より難しいですよ。また、この遊びを通して構成握能力も育ちます。

さてさて、ワーキングメモリというと鍛えて増やすことを考えがちですが、減らさない事も大切ですよね。

自分に関するネガティブな情報がある課題については、その課題におけるパフォーマンスが低下するという現象があるそうです。

例えば、女子は理系が苦手という情報があるなかで、理系の能力を測定するよと言ってテストをすると、その情報が無い中でのテストでは男女差が見られない問題にも関わらず、女子のテストの成績が下がるということがあるそうです。

このように、「女子は算数が苦手だよね。」、「あなたは国語が苦手ね。」といった普段何気なく言ってしまう言葉が、聞いたお子さんのパフォーマンスを下げている可能性はありますね。

ですから、私たち講師陣は教室内での声掛けは、常に前向きなポジティブなものになるように心を砕いております

今年もノートまとめコンテストの時期がやってきました!

こんにちは!

教室長の高島です。

昨年大好評だった理科・社会のノートまとめコンテストですが、今年も行います。

 

子どもたちは

「今年も始まったかー!」「よし、成長したところを見せるぞ!」「これ、どうすればうまくまとめられるかなー?」

と大盛り上がり

金賞目指して、いろいろと試行錯誤して、頑張ってね

 

↑これが、マキバの理科・社会の学習において、皆さまに取り組んでもらっているノートまとめです。

 

昨今、高校入試、大学入試で理系の文章題がどんどんと長くなり、さらにそのことに加え、記述問題、記述量が増えています。

その中で長い文章を読み取る読解力

たくさんある情報の中から重要な情報とそうではない情報とに分け、取捨選択する力

その重要な情報を誰が見ても分かりやすくまとめる、表現力

これらすべてが受験において必須な能力であることはもちろん、社会に出たときにも必要な能力です。

そこでマナビのマキバ教室では、それら能力の向上のために、長い文章を読み取り、その中から自分で必要な情報を集め、まとめ、表現するノートまとめを行っております。

 

 

自立して学ぶということ

スタッフの鈴鴨です。今日は梅雨の晴れ間、さわやかな一日となりました。

初等部と銘打ってはいますが、ここマキバには初等部を優秀な成績で終えた中学生も在籍し、自立した学習に励んでいます。

今日は中学校が振休、初めての考査も間近ということで、中1野球部のK君は「早出・特打ち」とばかりに午前中から志願の自習です。

彼はマキバ・スケジュール帳をフルに活用し、日頃から綿密な学習計画を立てて実行していますが、今に始まったことではなく小学生の頃から習慣化して欠かさず行っているのです。

実はこれ、マキバの小学クラス制授業の際に必ず行う「プランニング」という、目的を実現するための方法なのです。初めは課題の備忘録のようでもありますが、習慣づけて作成していくうちに、自分の短期的な目標を言語化し、それに向かってどのように一つ一つの課題をこなしていけばよいのかがわかるようになってくるのです。

そう!イチロー選手や今をときめく大谷選手も同じようなことをしていましたね!!

講師陣に見守られながら、自分が納得のいく自立学習ができる中学生。

考査という短期的な目標や、大きな山となる受験を軽々と超えて、必ずその先に大きな輝くものを見つけてくれることでしょう。

今日もマキバっ子たちは、楽しく賢く学んでおります。

スタッフの佐田です。

長らく育児休暇のためお休みしておりましたが、今月よりまたマナビのマキバにて、素敵なお子様と一緒に授業を行ってまいります。

よろしくお願いいたします。

 

さて久しぶりのマキバですが、じっと集中しながら机に向かい、でも全員が楽しそうに満足げな顔で1時間頭を捻っているとてもよい雰囲気が、変わらずに漂っています。

この空気に触れると、大人の私でも“頑張ろう”と生徒たちに元気をもらいますね

今日は1年生も多い日ですが、集中力がすごい

ドット棒で数を認識しながら、2桁~3桁のたし算・ひき算を考えてくれています。

ひっ算でただひたすら計算をしてくのではなく、目の前の問題をどう解決していくかまで考えながら数を合成したり分解したり。

同じ計算をするにしても、使っている脳の部分が圧倒的に違います。

このように、本質的に“頭を使う”ことをこの年齢から積み重ねるので、高学年になった頃には、“頭を使う”とはどういうことなのかが、自然に身についているのです。

 

さて、そんな素敵な教室の空気を、先頭を切って作ってくれていたのが、定期テストを控えた中学1年生の男の子。今日の学習予定を事前にたてて、初めてのテストに向けて取り組んでいます。

さすが、小学生の頃から学習プランニングを駆使してきただけあって、テスト勉強をどう進めていったらよいのかがすでにわかっていますね

最後は小5のクラス制授業の子たちと。

さぁ、梅雨にも負けず、マキバでたくさん楽しい時間を過ごそうね!

 

実感算数 面積の学習

こんにちは!スタッフの熊谷です!

明日から梅雨のような天気になってくるという噂もありますが…

マキバには毎日子どもたちが一生懸命取り組んでいる姿があります

 

今日は小学3年生の男の子コンビについて

 

現在面積の学習に取り組んでいます。

「面積を求める」というと、真っ先に「縦×横」が浮かんできますよね?

これは長方形の面積を求める公式です。

 

では平行四辺形の面積を求める公式は…?

台形の公式は…?

ひし形の公式は…?

 

思い出すのに時間がかかる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか

 

それは、面積を求める公式を「知識」として「覚えて」いるためです。

「知識」は忘れてしまうと使いようがありません。

 

実感算数では「知識」を教え込むのではなく、これまで学習したことをフル動員して、どうすれば面積が求められるかを考えてもらいます。

 

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前述の男の子コンビ、「縦1cm・横1cmの正方形の面積が1㎠」ということは知っています。

「縦5cm横7cmの長方形の面積は」という問題であれば1㎠の紙が縦に5枚、横に7枚並ぶから「5×7=35枚」つまり「35㎠」と分かります。

掛け算の考え方で面積を求め、ここで始めて「縦×横」で長方形の面積が分かるということを理解します。

 

では平行四辺形はどうしましょう。

今分かっているのは「縦×横」のみです。

平行四辺形には斜めの線があるため、そのままでは計算できません。

「じゃあどうする?」 → 「あ!ここ切って動かすのか!」

 

 

 

 

 

 

ということで底辺に垂直な部分の長さが分かれば、それが縦の長さになります。

結局「縦×横」という計算で平行四辺形も求められるということが分かりました。

 

続いて台形です。

上底と下底の長さが違うので、これもそのままでは求められません。

これまで学び取ったのは長方形と平行四辺形の面積の求め方。

台形の隣に、同じ台形を逆さにしてくっつけると、平行四辺形ができることに気づきます!

すると、あの呪文のような

(上底+下底)×高さ÷2

が、なぜそうなるのか、これまで学び取ったことだけで考えることができます。

 

最後にひし形

ひし形を4つの三角形に切り、その外側に同じ三角形をくっつけます。

すると、きれいな長方形が出来上がり、縦×横(縦の対角線×横の対角線)で長方形の面積が求められます。

あとは最初にくっつけた三角形の分を割ってあげると。ひし形の面積が出てきます。

ということで、「対角線×対角線÷2」という公式につながります。

 

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これらのことを小3コンビは、自分たちで学び取っていってくれます。

「どう考えたの?説明して」「すごいね!天才!」

この声掛けだけで授業が進んでいきました

 

実感算数において「自ら考え、学び取る」ことが身についている証拠ですね。

今後ますますの成長が楽しみです!

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