数は塊で捉える!(10進法の基礎)
こんにちは。スタッフの永浦です
3月も後半に入り、暖かい日が増えてきましたね
さて、今日は実感算数での数の学び方についてお話したいと思います。
実感算数では『20までの数の計算』を大切にしています。
なぜなら、『20までの数』には≪10進法の基礎≫が詰まっているからです。
10進法とは言わずと知れた、10ごとに繰り上がる数の記述方です。
10ごとに繰り上がるとは、10を一塊として捉えるということになります。
ですから、足し算なら「いかに10の塊を作るか」を意識することが、引き算なら「10の塊を生かして考える」ことが大切になってきます。
例えば、足し算の8+4=なら、8はあといくつで10になるか(10の補数)を考えて、4から2をもらって10にする。
ひき算の14-9=なら、まず4を引いて残りの5を10から引く(減減法)または、10から9を引いて残った1を4に足す(減加法)のように考えていきます。
このように20までの数を10を一塊で捉える方法で加減算ができれば、100以上の数も、100は10という塊が10個、1000は100という塊が10個のように全て10個の塊で捉えることができます。
さらに、10を塊で捉えることができるようになった子ども達は、100を一塊で捉えて、345-288=のような問題も、300から288を引いて、残った12を45に足すという減加法の考え方もできるので、筆算をしなくても暗算で楽々と答えてくれるのです。
また、実感算数では、数を塊で捉えるための教具としてヌマーカステンやドット棒をご用意しております。これらを使えば10の補数も100の補数も一目瞭然です。