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どんな年代でも、学習内容の深い理解や定着にはアウトプット(説明すること)が効果的です。

マキバ(総合学習室アビリティ)の福島本校高校部では河合塾マナビスを導入しています。

その河合塾マナビスでは映像授業にプラスしてアドバイスタイムというものを実施しています。

アドバイスタイムと聞くと、アドバイスを受けるだけをイメージしてしまいますよね。でも実は、生徒さんからのアウトプットの時間でもあるのです。

映像授業を見る前にテキストを読んで何を疑問に思ったか、映像授業後は疑問点は解消されたのか、どの様な授業内容だったのか要点は何か、復習は何をどのように進めるのか。等、多岐にわたり対話をとおしてアウトプットしてもらいます。

自ら発することにより頭をフル回転させ、自分に足りないこと、必要なこと等を考えることにより学習の効果がグッとアップします。

アウトプットの効果は高校生だから出るのでしょうか?そんなことはありません。

幼児さんや小学生でもアウトプットは重要です。

幼児ピグマリオンを受講中の年長さん。2ケタの足し算ひき算まで進んでいましたが、途中でちょっとスランプに。

何やら数字だけ見て考えてしまうため位取りやどちらが引く数なのかが分からなくなっていた様子。

そこで、20までの足し算ひき算に戻って、ヌマーカステンを使いながら一問ずつ十進法に基づいて説明してもらいながら進めていくと、2ケタの足し算ひき算も十進法で正確に解いてくれました。

 

小学生までの学習内容は簡単なので、分からないと言われるとどうしても大人が説明してしまいがちですが、「どこまで分かったの。」「どこが分からないの」と詳しく聞いていくと案外自分で気づいてくれたりするものです。

逆に、詳しく聞かないと、「何が」分からないのか、「どこまで」分かっているのかを本人が気づけないでいることもあります。

また、「分からない」と言ってしまうと、途中まで分かっていたことも含めて、全部を無かったことにしてしまうお子さんも多いような気がします。

ご家庭で「分からない」と言われたら、どこまで何が分かっているのか、分からないことは何なのかを聞いてみてください。

そして、『分からないこと』が明確になったら、「先生に聞いて分かったら教えてね。」とお話ししてください。

親に教えなければと思ったら、先生からの説明を聞くときもきっと気合を入れて聞いてくれると思います。ぜひお試しください。

 

「自習に来たくなる空間」マナビのマキバ中学部

マナビのマキバ中学部が開設してもうすぐ3か月というところですが、中学生は学年最後の定期考査を迎え、相変わらず大盛況で毎日を送っております。

 

さて、自習室常連さんや中学生たちはすでにお気づきでしょうか?実は4階、少しずつ少しずつアップデートしております。

教室のようす  

教室

アビリティに引き継がれる努力の結晶

がらんとしていた自習スペースに教室がもうひとつ。

そして棚にはアビリティの先輩たちの努力がひしひしと伝わってくるような使いこまれたの赤本たち。これが受験勉強か…と感心してしまうほど付箋がびっちりついた問題集など、言葉よりもメッセージ性の強い贈り物が教室のあちらこちらに置かれています。

生徒たちも自ら手にとってめくってみたり、アビリティの卒塾生であるアルバイトスタッフにアドバイスをもらったりと、アビリティならではの縦の繋がりが感じられます。

そんな空間で自習したくならないわけがないですよね?

テストのあるなしにかかわらずここに足を運んでくれ、せっせと机に向かう生徒たちの姿に、思わず背中が伸びます。

今月頭から始まった新中1先行授業。先輩たちの背中をみて、期待に胸を膨らませています。

今年もこの教室で、たくさんの伝説を創っていきましょう!

ひつじ

(いつのまにか4階の神様的な存在に。飴ちゃんあげたら何かご利益あるかも…?)

 

 

2月、小学新4年生クラス制授業がスタートしました!

「クラス制」授業の楽しくもピリッとした雰囲気。

今までの実感算数(個別)から、新小4クラス制授業へと移行し、

小3生は少し早く4年生としてさらなる自分磨きの開始です。

テキストが厚くてムズカシそう、でも楽しそう!

そうなんです。「難しいことが解けるようになる」「新しいことを知る」という

よろこびや楽しみが学習の原点ですね。

問題演習・ノートまとめ・発表・ビデオ授業

座って聞いているだけではなく

自分から手を伸ばして得ていく能動的な授業スタイル

クラス制とはいえマナビのマキバはそれぞれにあった少人数なので

自分の考えをたくさん発信できます。

これからみんなで切磋琢磨が本当に楽しみです。

高学年以降の抽象的思考力を伸ばすには具体的な経験が大切です。

通常、10歳前後から抽象的な思考力が伸びてくると言われています。

もちろん、身体の成長と同様に伸びて来るタイミングの個人差はありますが、抽象的な思考を支えるのは具体的な経験であることは間違いありません。

そこで、幼児のピグマリオン、低学年での実感算数では、ヌマーカステンやドット棒といった数を捉えるための教具だけでなく、水かさの単元では実際にジュースを飲んでみたり、長さの単元では物の長さを測ったりと具体的な経験をたっぷりとしていきます。

今日は高学年クラス制授業で実施した具体的経験についていくつかご紹介します。

昨年末のウインターセッションでは、6年生算数で立体図形の切断の単元において、実際に寒天で作った立体を切断してみました。

立体の切断

「真ん中で切ると三角錐が2つできる」と言われても図を見ただけでは分からないと言っていたお子さんも、実際に立体を切ってみると「そういうことか!」と腑に落ちた様子でした。

立体図形に関しては、粘土や工作、ブロック遊びも含めてどれだけ実際に立体に触れてきたかが大きくものを言いますね。

うちの子は立体図形が苦手だわと思われた方は、是非一緒にお料理をしてみてください。その際、できれば食材の調達から一緒にをお勧めします。料理を通して立体概念や算数や理科的能力育つだけでなく、産地を知ることを通して社会の勉強にも役立ちます。

理科のてこの分野では、サマーセッションのサイエンスラボの経験が活かされました。

「ちょっと地味かしら」と思いながらも実施した昨夏のサマーセッションのサイエンスラボ「てこ」の回でしたが、自分の手でてこを操作し、重りを吊り下げる場所を変えると釣り合ったり釣り合わなかったりすることを実感し、最後にそれらが計算で求められることが分かった時にはとても楽しそうな歓声が上がるほど盛況でした。

てこの単元では、「回転しようとする力(モーメント)」と「重力」を区別することが重要ですが、日常生活で頻繁に触れる重力と異なり、「回転しようとする力」は実感する機会が少ないため、なかなか区別することが難しいものです。

でも、夏にその経験をしてきた子ども達は、半年たった今月実施した「てこ」の授業でしっかりとその二者の区別をつけて理解してくれました。素晴らしいですね

地震の単元では、初期微動と主要動の伝わり方の違いを動画で紹介しました。

初期微動は縦揺れで伝わり方が早く、主要動は横揺れで伝わり方が遅いというのは知識としては知っていました。しかし、なぜそうなるのかは上手く説明できないなと思っていたところ、仙台市科学館のHPに分かりやすい動画を見つけたので、さっそく子ども達にも紹介しました。とても分かりやすい実験動画だったので、子ども達も「なるほど~。」と納得顔でした。

深成岩の等粒状組織のでき方は結晶の単元と絡めて

火山の単元では、深成岩はゆっくりと冷え固まることにより結晶が大きくなることを、以前学習した結晶のでき方で紹介した結晶を見せながら解説したところイメージしやすいようでした。

 

これからも、どれだけ具体を紹介できるのか考えながら日々授業に取り組んでいきたいと思います。

 

熱気あふれる夏期講座開催中!

 

 

実感国語生、すごろくで品詞を学ぶ

あけましておめでとうございます!

ウインターセッションも終わり、新年が明けてからもう2週間経ちますね。

心機一転、晴れ晴れしい気持ちで毎日を過ごせていますでしょうか?

さて、2023年一発目の実感国語

1年生も2年生も「動詞すごろく」で大盛り上がりです!

マスには動詞が書かれており、止まったマスの動詞を使って文章を作りながら進んでいくゲームです。

お正月ということでそれっぽい活動をと思い、作成してみました。

すごろく

私自身も子供たちと一緒に盛り上がってしまい、動画や写真に収めるのを忘れてしまいました(笑)

長文になるにつれ見えづらくなる「文構造」

高学年の長文読解を見ていると、文章が長くなるにつれて「主語が何か」「修飾語がどこにかかっているか」などの係り受けの関係が捉えづらくなる傾向があるようです。その問題を解決するために、品詞として言葉を理解していく必要があります。

品詞と聞くと難いイメージですが、実感国語ではそれを言語活動の中に取り入れて、楽しく学んでいきます。

2年生は以前、動詞ジェスチャーゲームでも大盛り上がりでした。

ジェスチャーゲームだと、動詞が人やものの動きをあらわすものだということを実感できますよね。

 

今回実施したすごろくは動詞だけでなく、名詞や形容詞などでも楽しめそうですので、またみんなで取り組みたいと思います!

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