全国統一小学生テストの結果からも国語の重要性が見えてきました。
11月3日に実施された全国統一小学生テストの結果が返ってきました。
今年は三連休の初日とあって参加人数は少なめでしたが、今回もみんな頑張ってくれました。
〈総合〉
年長さん:全国1位、県7位
5年生【4科目】:県4位 (72.6)、県5位 (72.1)、県29位
〈教科〉
4年生【国語】:県19位、県28位
5年生【算数】:県5位 (71.3)、県17位
【国語】:県18位、県27位
【理科】:県4位(70.1)2名、県8位
【社会】:県2位 (75.2)、県5位 (72.3)
6年生【算数】:県21位
【理科】:県27位
【社会】:県22位
近年の問題を見ると、共通テストが導入される以前に比べてどの教科も文章量が増えてきました。
国語力の重要性が増してきたのではと思い、手元にあったデータを解析してみました。
Rの二乗の値が大きいほど相関が強い(今回の場合、国語が良いと算数も良い)そうです。
国語の偏差値を横軸に、算数の偏差値を縦軸にしてグラフを描き、相関を調べてみると、2019年以降は2021年を除き、5年生と6年生は相関が強いことが分かります。
ちなみに共通テストの実施開始が2021年1月からなので、2018年は共通テストの全容が見えてきたかなという頃です。2021年はコロナ明けで全国統一小学生テストの問題が簡単になった年でした。
ご存じの通り共通テストは文章量が多くなり、それに伴い全国の高校入試や中学校の定期テストまでどの教科についても文章量が増えています。全国統一小学生テストも同様に2018年に比べると文章量が格段に増えており、国語力が無いと算数の文章題も解くことが難しくなっているようです。
また、今回解析してみて改めて感じたのが、国語力も含めた総合力が効いてくるのは5年生以上で、4年生以下については、まだまだテスト結果は流動的なのではないかということでした。