親子で楽しむ新美南吉の世界~実感国語春の特別講座~
春の実感国語春期講座は、マキバではお久し振りの親子イベント。
「親子で楽しむ新美南吉の世界」
『ごんぎつね』や『手袋を買いに』で有名な新美南吉先生。
自然や人の心をやさしく描いた作品は今も世代を越えて愛され続けています。
親子で語り合う読書体験
今回は「でんでんむしのかなしみ」「一年生たちとひよめ」「二匹のかえる」「ごんぎつね」を取り上げ、物語の世界に親しみながら、“読解のコツ”を親子で学んでいただきました。
読みやすい文量の作品から、読み応えのある作品までありましたが、子供たちも一生懸命に文章を追いかけてくれ、作品の世界に引き込まれている様子でした。
読んでいく中で
「でんでんむしのかなしみって何だろう?」
「あなたはどんなときにかなしみを感じる?」
「かえるたちはどうして争ったの?けんかはいけないことかな?」
「うそをついたことはある?うそについてどう思う?」
と、作品のテーマについて親子で語り合い、それぞれお友達の意見にも耳を傾けてもらいました。
何よりも読解力の核となるもの
「読む」ことは、単に文字を追うだけではなく、心を動かし、考えること。
そんなふうに読書をする、あるいはそこから先の読解に繋げるためには、これまでに「どんな読書体験をしてきたか」が核となります。
親子で一緒に考え、気づきを共有する中で、読解力だけでなく、相手の気持ちを想像する力も育まれたひとときとなりました。私自身も「そんなふうに考えるのか!」と収穫の多い一日となりました。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。
ご参加いただいたお母様より、
「子どもが自分で本を読めるようになってから一緒に読むことが少なくなっていたので、今回の講座に参加でき嬉しく思います」
という、こちらまでほっこりするようなお言葉をいただきました。
読書や会話を通じて親子のコミュニケーションが増えればいいなと思っております。
実感国語では引き続き、楽しく学べる講座を提供してまいります。お楽しみに!