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小5作文『走れメロス』~物語の中で一番変わった人物は誰だ?~
太宰治先生の『走れメロス』、もちろんみなさんもご存知ですよね。
先日小学 5 年生の演習にでてきた題材です。 「この話、全部読んでみたい!」という声もあり、ただの読解問題として扱うだけでは勿体ない!ということで、今回は『走れメロス』を読み「物語の中で人間的に最も変わった人物はだれか」というテーマで作文を書いてもらうことにしました。
学校などで書くような自由な作文とは違い、設問の中ででてくる作文は条件つきのものがほとんどです。
例えば、
①文章を読んで考えたことを、あなたが経験したことや見聞きしたことに触れて書きなさい。
②一段落ではあなたの意見とその理由を、二段落ではこの文章から考えたことを書きなさい。
③四百字以上六百字以内で書きなさい。
などが挙げられます。 今回小学 5 年生に取り組んでもらったのは②の条件つき作文です。
あえて何も言わずに第一稿を書いてもらうと、
- 「です・ます」「だ・である」が混ざっている
- 同じことを繰り返し書いている
- 文章の繋がり方が不自然
といった予想していた通りの作文でした。
推敲するときに意識するポイント
そこで第二稿目に取り組む前に「推敲」の手順と書く上でのポイントを伝えてみました。
- 自分の意見を支える3つの根拠をリストアップする
- 文章にある「事実」と自分がそこから「考えたこと」の区別化をする
- 考えたことを述べる際に自分の経験など、何か具体例を1つだけ入れてみる
これだけでも作文の質がぐっと変わります。 「作文は苦手」と話していた子も、ポイントがわかったことで「そう書けばいいんだ!」と第二稿目をスラスラ仕上げてくれました。
作文で自分の意見が整理できれば、それをもとにディベートすることも出来ますね。
説得力のある文章を目指していきましょう!
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