実感国語2・3年生 ~宮沢賢治『雪渡り』の世界を体感~
こんにちは。 今回はウインターセッションにて実施した冬期実感国語のようすをご紹介します。
冬期講座1日目~賢治先生が描く「冬」を知る
冬期特別講座では宮沢賢治の名作『雪渡り』を通じて、子どもたちに「冬」をテーマにした様々な体験をしてもらいました。
まず1日目には、東北の冬景色の写真を見ながら、物語の場面を想像する活動を行いました。また、動物の足跡クイズでは自然への興味を深める時間となり、子どもたちの好奇心も引き出すことができました。 (今回で最も有名になったのは恐らく「いたち」 みんな探し回ってくれるとのことでした)
さらに、『雪渡り』をヒントに宮沢賢治の人物像を想像し、似顔絵を描く活動も実施。これが大いに盛り上がり、みんなが一癖も二癖もある「賢治先生」を想像して描いてくれました(笑)。
物語を読み進める中では、「自分だったらどうする?」というテーマでワークシートに意見を書き込む活動を行いました。特に3年生の積極的な発表が2年生にも良い刺激を与え、学年を超えての活発な交流も見られました。
物語の中の「きつね小学校の幻灯会」のシーンに差し掛かると、子どもたちにも実際の入場券を配布し、物語へのワクワク感を高めました(お話しを知らない方はぜひ読んでみてください)。
『雪渡り』を読破した後は、「自分だったら幻灯会で何を映すか」を考えてもらいました。それぞれのアイデアにはユニークな発想が詰まっており、しっかりと理由まで説明する姿がとても印象的でした。
冬期講座2日目 ~みんな集まれ『マキバ幻灯会』~
2日目に行ったのは「マキバ幻灯会」
前回考えてきてもらった「自分だったら幻灯会で何を映したいか?」というアイデアを、実際に形にしてみました。 子どもたちは絵を描くだけでなく、題名や紹介文まで工夫して作成。ユーモアたっぷりの作品が次々と完成し、作成過程を見ているこちらもワクワクが止まらず。
最後は全員の絵をホワイトボードに映し出し、鑑賞会を実施。みんなの作品を見ながら大いに盛り上がり、楽しい時間となりました。
実感国語がお届けしたいのは「わくわくしながらページをめくる」そんな読書体験です。 今回のように物語の世界観を体感する活動を通じて、お子様が「もっと読みたい」「国語が楽しい」と感じてくれるきっかけになればと思います。
春からは新学年としての実感国語。楽しみにお待ちしています。